床伏図の書き方

ここからは土台伏図を書いていきます。

 

まず、土台の仕口・継手の詳細を掲載します。
土台の仕口や継手は、大工さんやプレカットの工場で違うため打ち合わにより仕様を決定しておきます。
特にアンカーボルトの位置・筋交い金物などで継手を移動させなければならないことがあるため、手戻りしないように、図面上での検討が必要です。

 

土台伏図の書き方 1

001-47 土台伏図の書き方 1

 

土台伏図の書き方 2

001-48 土台伏図の書き方 2

 

土台伏図の書き方 3

001-49 土台伏図の書き方 3

 

土台伏図の書き方1~3が詳細図です。
管理人が使用してきた納まりや寸法です。
今回はこの仕様での説明になります。

 

土台のコーナー部分の仕口は、「えり輪付小根ほぞ差し」になります。組んだら小口よりくさびを打ち込み、ホゾを広げて固定します。
ここの柱用のホゾ穴は「小根ほぞ穴」になります。

 

土台の途中にある仕口は、「大入れあり掛け」になります。ここの柱は通常のホゾ穴になります。柱が「あり」の上に載りますのでボルトが無くても外れることはありませんが、布基礎がある場合はアンカーボルトを入れるようにします。

 

土台の継手は「腰掛かま継」になります。この場合は必ず男木側にアンカーボルトを設置して、女木を押さえるようにします。
また、筋交いや筋交い金物などによってかま継を痛めることのないようにしてください。

 

 

 

仕口・継手の詳細が準備できたところで、土台伏図の検討をしていきます。

 

土台は、柱・間柱・筋交いなどの壁材と、大引・根太・根太掛・火打ち土台などの床材を受ける材料となります。
土台を止めるアンカーボルトが壁材と絡んできますし、接手・仕口位置は通風口・人通口を避けなければなりませんので、簡単・単純そうに見えますが実は大変考えさせられます。

 

梁の配置と違って、土台はアンカーボルトによって布基礎に緊結されていますので、筋交い間に継手が配置されても問題ありません。
アンカーボルトは2M間隔くらいで配置しておいたほうがいいでしょう。

 

土台伏図の書き方 4

001-50 土台伏図の書き方 4

 

間仕切りを書いた図を準備します。
土台を間仕切り壁に配置し、柱位置・通気口・人通口を記入します。
ここまでが、「土台伏図の書き方 4」になります。

 

 

 

ここに、火打ち土台を配置します。
10帖~6帖くらいの大きさのブロックに分けて配置します。
先に書いたように、土台は布基礎にアンカーボルトで緊結されていますので、火打ち梁の時のようにきっちり配置しなくても大丈夫です。
また、水回りは水回り設備の配管類によって火打ち梁が欠損させられる事がありますので配置はしません。浴室は在来工法・ユニット工法共に火打ち土台は入りません。

 

土台伏図の書き方 5

001-51 土台伏図の書き方 5

 

ここまでが、「土台伏図の書き方 5」になります。

 

 

 

「土台伏図の書き方 6」から、土台の配置を検討します。

 

土台伏図の書き方 6

001-52 土台伏図の書き方 6

 

まず、配置順序は梁と同じく「一通り」の「わ」から「ろ」へ土台を配置をしていきます。
以下、「一通り」、「わ通り」、「九通り」、「い通り」、「三通り、い~ろ」、「り通り」、「五通り」、「水回り」、「和室廻り」という順序で配置します。

 

「一通り」から検討していきます。
土台の材料は、3M材と4M材があります。この長さの範囲で施工していきます。
継手はかま継で、寸法が少し長めになりますので、注意が必要です。
「わ」から4Mだと、トイレの通気口辺りになります。通気口の上では継手にはしないので、その手前での継手位置になります。
次の材が、「り-後」~「ほ-後ろ」までの間で配置します。「ほ-後」は通気口から外れていいますので、接手はここでいいでしょう。
次の材は、「へ」から「ろ」までになり、ちょうどいい具合になりました。

 

 

 

では、実際の寸法を検討しましょう。

 

土台伏図の書き方 7

001-53 土台伏図の書き方 7

 

「わ」から最初の材を検討します。
「り後ろ」の継手には、継手詳細図の1を180度反対にした継手になります。
材の長さは、3636(わ~り)+52.5(「わ」の土台の1/2)-247.5 = 3441 となり、4M材が使用できます。

 

次の材を検討します。
「り後ろ」から「へ前」までです。「り後ろ」は決定しましたので「へ前」の継手を検討します。
継手詳細の図から、9図の継手になります。
材の長さは、2727(り~へ)+247.5(り後ろ)+217.5(へ前) = 3192 となり、4M材が使用できます。

 

これで、「一通り」は継手位置と長さの検討が終了しました。

 

「一通り」だけ太線で書き直した図が、次の図です。

 

土台伏図の書き方 8

001-54 土台伏図の書き方 8

 

 

 

「一通り」が完了しましたので、次は「わ通り」の検討に移ります。
次の図を参照してください。

 

土台伏図の書き方 9

001-55 土台伏図の書き方 9

 

「わ通り」は4M材2本で施工できる範囲です。
しかし、土台の継手は「腰掛かま継」で、梁の時の「腰掛あり継」に比べると長さを必要とします。
そして継手廻りに筋交いが配置されますので、金物の位置も関係してきます。

 

図9の左側が4M材2本の場合の配置です。
「五通り」を中心に材が重なります。
「五-わ」の柱の両側に筋交いが配置され、箱型金物を設置するとなると、継手詳細図の3図になります。
「わ通り」の「五上」へ 311.5 が4M材を使用した場合の位置になります。
若干、寸法が足りません。材の中には4M材でも材種によっては4Mより少し長い材があるかもしれません。
ここでは、厳密にしますので。4M材2本では間に合わないとします。

 

では、3M材を3本使用での配置の検討をします。

 

図9の中央のがその検討図です。
3M材を、「一通り」から「四通り下」まで、「四通り上」から「六通り下」まで、「六通り上」から「九通り」までの3本を使用します。

 

「一通り」から「四通り下」の材は四通りでの継手とします。
「三通り」から「五通り」の間に筋交いの配置が予定されています。
巾6尺ですので、中央部分での継手配置でしたら、筋交い金物には影響されません。
継手詳細図の図7の継手が使えます。

 

「四通り上」から「六通り下」の材を検討します。
男木側は「四通り」で決まりました。これより下側で継手として最適なのは、サッシ下の「六通り」から「八通り」の間になります。
「六通り」のすぐ下に、継手詳細図の図5が配置できます。

 

「六通り上」から「九通り」の材は、「六通り下」から「九通り」までで間に合います。

 

それぞれの材の長さは、
「一通り」から「四通り下」の材は
 2727+52.5(土台の1/2)-45 = 2734.5

 

「四通り上」から「六通り下」の材は
 1818+(45+135)(四通り上のかま先端まで)+232.5(六通り下の女木先端まで) = 2230.5

 

「六通り上」から「九通り」の材は
 2727-97.5(男木先端まで)+52.5(土台の1/2) = 2682

 

以上、3本とも3M材で間に合います。

 

ここまでを、清書したのが、土台伏図の書き方10 の図になります。 

 

土台伏図の書き方 10

001-56 土台伏図の書き方 10

 

 

 

次に、施工する材は「九通り」です。

 

「九通り」を検討します。
「九通り」は4M材で配置しますと、継手部分がそれぞれサッシ下になりますので、4M材で施工できそうです。
検討図が下の 土台伏図の書き方 11 になります。

 

土台伏図の書き方 11

001-57 土台伏図の書き方 11

 

「わ通り」から右に材を施工していきます。
最初の材の継手を「り通り前」に持ってきます。サッシの下になりますので筋交いはありません。
継手は継手詳細図の5を180度回転させた図になります。
女木の位置は「り通り」から右へ 232.5 離れた位置になります。
材の長さを確認すると 3636+52.5(土台の1/2)+232.5 = 3921 になり4M材を使用出来ます。

 

次の材は、「り通り前」から「ほ通り前」になります。
「ほ通り前」の継手もサッシ下になり、継手詳細図の5の180度回転させた図で施工できます。
材の長さは 3636-97.5+232.5 = 3771 になり4M材が使用できます。

 

「九通り」の最後の材は、「ほ通り前」から「い通り」までです。
材の長さは 3636-97.5+52.5(土台の1/2) = 3591 で4M材が使用できます。

 

ここまでの結果を書いた図が  土台伏図の書き方 12 になります。

 

土台伏図の書き方 12

001-58 土台伏図の書き方 12

 

 

 

土台伏図の書き方 13

001-59 土台伏図の書き方 13

 

次は、「い通り」と「三通り い~ろ」の2ヶ所の検討です。上図で検討します。

 

まず、「い通り」です。
まず、4M材と2M材での施工で検討します。
「九通り」から上に4M材を配置、「三通り」から下に2M材を配置します。
4M材は「五通り」から上に 259 の寸法で伸びます。しかしこの寸法では継手が納まりません。
また、床下通気口がそばにあり、これを避けるにはちょっと難しそうです。
反対に、「九通り」から2M材、「三通り」から4M座を配置すると、サッシ下に来ますが、ここにも床下通気口があります。
これを避けるとなると、4M材と3M材になります。

 

よって、「九通り」から上に4M材、「三通り」から下に3M材を配置して、「五~六」の間で継手を配置します。
「い通り 五~六」の壁は真壁仕様で、筋交いはシングルで配置しています。
筋交いの脚を「六通り」に持ってくれば継手を「五通り」に近いほうにできます。
継手の種類は、継手詳細図の4になります。
材の長さを確認すると 3636+52.5(土台の1/2)-122.5 = 3566 になり4M材が使用できます。
「三通り」からの材長は 1818+52.5(土台の1/2)+257.5 = 2128 になり3Mを使用します。

 

「三通り い~ろ」は材料が1本だけですので検討の必要はありません。
材長は 909+52.5+52.5 = 1014 になります。

 

ここまでの配置を反映した図が 土台伏図の書き方 14 になります。

 

土台伏図の書き方 14

001-60 土台伏図の書き方 14

 

 

 

ここまでで、土台の外周部を検討、確認できました。
ここからは、内部の土台を検討します。

 

土台伏図の書き方 15

001-61 土台伏図の書き方 15

 

内部の土台はまず、「り通り」を施工し、そのあとに「五通り い~り」を施工します。

 

上図がその検討図です。

 

まず「り通り」です。
ここは4M材2本で検討できます。
「五通り」を中心に、364 の寸法内で検討できます。「五通り下」には筋交いが配置されていますのでここは検討しません。
「五通り上」はLDKの入口の下になりますので筋交いは有りません。継手位置はここにします。
「五通り」の柱から上に、アンカーボルトと継手の配置になり、継手詳細図の4の継手になります。
「一通り~五通り」の材長は 3636+52.5(土台の1/2)-122.5 = 3566 になり4M材が使えます。

 

「五通り~九通り」の材長は、3636+52.5(土台の1/2)+257.5(継手長) = 3946 になり4M材が使用できます。

 

次は、「五通り い~り」の土台を配置します。
ここは「り通り 一~九」を横にした形になり、継手位置は「ほ通り前」になります。
ここの「に-ほ」の真壁の筋交いはシングルになり、脚を「に-五」の柱に配置すれば、「ほ通り前」の継手になりなす。
よって、「り通り」と同じ考えになりますので検討はしません。

 

ここまでが、 土台伏図の書き方 16 になります。

土台伏図の書き方 16

001-62 土台伏図の書き方 16

 

 

 

土台伏図の書き方 17

001-63 土台伏図の書き方 17

 

次はLDK、和室8帖、和室4.5帖廻りの土台の検討です。

 

土台伏図の書き方 17図 で説明します。

 

まずLDKの「五通り り~わ」の土台です。
この土台は、「り通り」と「わ通り」の間の土台ですので、芯々で3636、ホゾの厚み分がまだ短くなりますので、4M材1本で施工できます。

 

次に、和室8帖廻りの「ほ通り 五~九」と、「へ通り 五~九」の土台です。
「ほ通り 五~九」も、「へ通り 五~九」も上記の「五通り り~わ」と同じ考えですので4M材を使用します。

 

「ほ通り 五~九」はアンカーボルトで固定できません。
「へ通り 五~九」は、筋交いの設置を予定していますので、アンカーボルトが必要になります。
また、「七通り ほ~へ」の短い土台が、「ほ通り 五~九」、「へ通り 五~九」の土台を設置した後に、施工します。
この短い土台はアンカーボルトで固定しますので、「ほ通り 五~九」の土台は、両端の管柱とこの土台で固定されます。

 

次に「六通り へ~り」の土台です。
この土台も、固定する基礎がありません。
考え方は、「ほ通り 五~九」と同じです。
この土台は、「と通り 五~六」の短い土台と、「六-と」、「六-り」の管柱に抑えられての固定になります。

 

ここまでの図が 土台の書き方 18図 です。

 

土台伏図の書き方 18

001-64 土台伏図の書き方 18

 

 

 

今度は、水回りの土台の配置です。

 

次の19図の「三通り に~り」までの土台の検討です。

 

土台伏図の書き方 19

001-65 土台伏図の書き方 19

 

「三通り に~り」の通りには、「と~り」までは基礎がありませんので、継手位置は「ほ~と」になります。
19図の上の図は、3M材と2M材で検討してみました。「三-ほ」ほ柱の前後では筋交いも配置されるので材料の寸法が足りません。

 

次に、2M材を3M材に変えて、継手位置を「へ~と」に変更してみます。
今度は材長が間に合いそうです。
「へ~と」の中央にアンカーボルトを配置し、その右に継手を配置します。
継手詳細の7図を使用します。

 

「へ後~り」の材長は、1818+454.5+45+135 = 2452.5
「に~へ後」の材長は、1818+52.5(土台の1/2)+454.5-45 = 2280
どちらも3M材が使用できます。

 

ここまでの図が 土台伏図の書き方 20図 です。

 

土台伏図の書き方 20

001-66 土台伏図の書き方 20

 

 

 

土台伏図の書き方 21

001-67 土台伏図の書き方 21

 

土台の配置も最後になりました。
残りの水回りの土台の配置です。

 

ここは、2M材を落し込むだけです。
「に通り 一~三」、「へ通り 一~三」、「ち通り 一~三」のそれぞれは、両側(「一通り」と「三通り」)に土台がありますから、上からの落し込みで施工できます。

 

ここまでの図が、土台伏図の書き方 22図になります。

 

土台伏図の書き方 22

001-68 土台伏図の書き方 22

 

 

 

土台の配置と継手の検討が終わり、土台だけの伏図は完成しました。

 

ここからは、土台伏図にかかれる、そのほかの部材を検討します。

 

そのほかの部材とは、
1 火打土台 すでに検討して配置済み
2 大引 材の寸法、間隔
3 床束 間隔、木製又は鋼製(鋼製束、プラ束) 木製なら根がらみ貫あり
4 根太 材の寸法、間隔 (押入等含む)
5 根太掛 材の寸法
6 框類
になります。

 

また、これらの部材の配置に影響する床に配置される設備として、コタツ、床下収納庫または床下点検口があります。
床に置かれるもので、重量があり床下での補強が必要なものは、大きな本棚、レコード棚、ピアノ類などがあります。

 

ここでの標準図としては、床下収納庫、床下点検口、コタツを配置しました。

 

それが、土台伏図の書き方 23図 です。

 

土台伏図の書き方 23

001-69 土台伏図の書き方 23

 

部材の配置を考える前に、各部屋の仕上げ材の確認が必要です。

 

標準図で説明します。

 

和風建築ですので、内装も和風にしてあります。

 

まず、仕上げ材と床仕上げの高さを詳細図に示します。

 

床詳細図

001-70 床詳細図

 

この図の上側の3つの床レベル図は、根太の高さと土台の天端の関係を示した図です。
和室と廊下の間仕切り部分の断面図です。
和室を基準で考えています。廊下側は和室の畳より30mm下げています。

 

左の床レベル1図は、根太の下端を土台の天端より下げた図です。
根太掛けを土台の下端、基礎の天端に合わせて施工します。
根太掛けの成と土台の成の差の分が下がる寸法値になります。

 

真ん中の床レベル2図は、土台天端に根太をのせる施工です。
土台に直接根太を乗せるため、根太掛けがいりません。

 

右の床レベル3図は、根太掛けを使用して根太を掛ける施工です。
全ての部屋で根太掛けを使用しますので、多少の土台不陸の誤差でも関係なくレベルが出せます。

 

床詳細図の下側の左図は、廊下と水回りの出入り口部分です。
水回りの下地と廊下仕上げ材で段差はつけていません。CFの厚み分だけ水回り側が上がっています。
済まり根太掛けからの仕上げ寸法は同じにしています。

 

右図は和室4.5帖とLDKの間仕切り部分の断面図です。
LDKから和室4.5帖は150mm上げています。
根太を掛けるために、大引を土台の上に施工しています。

 

 

 

それでは、各部分の床部分の説明をします。

 

まず、廊下です。
廊下の床の仕上げ材は縁甲板にしてあります。これを長手方向で貼り上げます。(漢数字方向)
図にも記入したように、仕上げ(横方向)-根太(縦方向)-大引(横方向)の部材の施工になります。
在来工法の場合は、壁や屋根、天井もこのように交互に方向を変えて下地から組み上げていくのが原則となります。

 

以上のことから、仕上げの縁甲板が横方向になり、それを受ける根太は縦方向になります。
最近は合板を根太の上に捨て貼りをしてから仕上げ材を貼る使用が多いですが、それでも仕上げ材を止めるには、やはり根太を狙って釘やステップルを打っていきます。
根太は、管理人は一般的には1階床では45×45を使用していました。この場合は大引の間隔は909(3尺)です。
根太の間隔は、303(1尺)がいいでしょう。
根太掛けは「三通り」と「五通り」に入ります。材の大きさは90×45でいいでしょう。
根太掛けが必要か必要でないかは床詳細図で検討しますが、ここでは和室8帖以外は必要とします。

 

大引は、一般的な材寸は90×90が多いようです。この場合寸法に注意してください。
大引には仕上がり寸法と引き立て寸法があり、管理人の現役時代は製材業者が、引き立て寸法で大引を製材していました。
なので仕上がりでは90×90には少し足りない寸法でした。
大引の間隔は、一般的に909(3尺)間隔です。もしこれ以上間隔を広げるのであれば、根太の寸法を大きくしなければなりません。

 

大引を受ける床束も909(3尺)が一般的な感覚です。
床束は、木製と鋼製・プラ製があります。
木製の場合は、根がらみ貫が配置されます。根がらみ貫は縦横に配置されますので、床下内部でのメンテナンス時には動くたびに貫を切断しなければならなくなります。
そのようなことを考えると、鋼製束やプラ束を使用したほうがいいでしょう。
最近は、防湿土間コンクリートを打ったりベタ基礎の場合が多いので、それを考えれば鋼製束やプラ束が最適です。
また、施工後の大引の高さ調整もできますので、大変良い製品だと思います。

 

次にLDKのです。
8帖2つ分の広さです。
仕上げ材は床フロアー貼りになります。1尺×6尺の材料を縦方向に貼ります。
よって根太は横方向、大引は縦方向になります。
根太・大引・床束は、廊下に準じます。
根太掛けも必要になり、根太を受ける土台に施工します。

 

ここまでの図が、土台伏図の書き方 24図です。

 

土台伏図の書き方 24

001-71 土台伏図の書き方 24

 

 

 

次は和室8帖です。
和室ですので、床は畳敷になります。
床組は、畳-畳下地(荒床)-根太-大引になります。
畳厚は一般的には55~60ミリ、畳下地(荒床)は、杉板又はコンパネの12ミリになります。
根太、大引の寸法や間隔は廊下と同じでいいでしょう。

 

和室にはコタツを配置しています。この場合、大引の位置が少しずれる場合があります。
当該設備の納まりをよく理解して配置してください。
和室の床下点検口は、畳下地材を切り抜いておくだけでいいでしょう。
この上に畳がおかれますので、支障はありません。

 

和室には押入と床の間があります。
この部分の材の配置をしましょう。

 

まず、押入です。
押入の床材は一般的にはベニヤ合板が使用されます。
和室の場合は畳部分と仕上げ材が違いますのでこのようになりますが、洋室の場合は床材と同一にする場合が多くなってきています。
金庫など重たいものを入れなければ、押入には比較的軽いものを入れる場合が多いと思われます。
管理人の場合には、押入床には5.5ミリ厚のベニヤ合板を貼っていました。
この場合の根太は、40×30の通常の根太より一回り小さなもので施工していました。根太間隔は通常根太と同じく303(1尺)です。
根太掛けは、通常のものを使用していました。

 

次は床の間です。
床の間の仕上げは、板敷と畳やゴザを敷く仕様があります。
一般的には、突板を貼られた板材のほかに必要な部材がそろえられている床の間セットを、建材業者から納入していました。
畳やゴザ敷の仕上げは、床框に根太を掛けでベニヤを貼り、畳やゴザの下地としています。
根太、根太掛けは押入と同等でよいでしょう。

 

次は和室4.5帖です。
この和室はLDKや廊下からみて、床を+150上げています。
150上げますと、根太を受ける根太掛けを使いたいところですが、この4.5帖の壁は真壁仕上げになっています。
根太掛けで根太を支えることもできますが、ここでは大引を土台の上に施工することにします。
大引を部屋の四方に配置してそこに根太を置くようにします。
仕上げは8帖と同じ仕様になります。

 

なお、土台の上に大引を回していますので、和室8帖の床の間と押入側の壁は大壁になります。
最初の平面プランの筋交い想定時に真壁-大壁にしています。筋交いを入れますので、筋交いとの取り合い部分は大引を欠いての施工となります。

 

和室4.5帖の踏み込みは廊下と同じになります。
押入も和室8帖と同じです。

 

ここまでの図が 土台の書き方 25図です。

 

土台伏図の書き方 25

001-72 土台伏図の書き方 25

 

 

 

最後に水回りです。
水回りは、トイレと洗面脱衣です。

 

仕上げはCFになります。
根太レベルを廊下と同じにして、合板を2重に貼りその上にCFを貼って仕上げます。
特に注意したいのは、トイレ便器の配管が、根太を切断してしまうことが良くあることです。
設計時に配管の位置まで指定し、根太の位置を決めたほうがいいでしょう。

 

これまでの図が、土台伏図の書き方 26図 です。

 

土台伏図の書き方 26

001-73 土台伏図の書き方 26

 

 

 

これまで、土台伏図と書いてきましたが、大引や根太迄記入しましたので、床伏図となります。
最後に×印で表してきた柱位置を四角形で表し、最終図とします。
大壁柱を黒い四角形、真壁柱を四角形に斜線で表しました。

 

また、和室4.5帖のコーナー(6-へ)には半柱を配置しました。
そして、床柱も表記しました。後から取り付けをするとしても、図面には表記しておいてください。

 

床伏図としての最終図が 土台伏図の書き方 27図です。

 

土台伏図の書き方 27

001-74 土台伏図の書き方 27

 

長い説明でしたが、土台伏図の書き方、床伏図の書き方はこれで終了します。